方位よけって何?



 厄除けと同じように方位よけというものがあります。意外に知られていないようですが、方位よけは日本で昔からある風習の1つと見ていいでしょう。しかも、今も立派に受け継がれています。

 高校時代に習う古文で「方違え」というのが出てきました。記憶しておられる人もいるはずです。古文で習う「方違え」を簡単に説明しますと、目標地点は北にあるのだけれど、出発地からまっすぐ北に向かうと邪の神に出くわすことになるから、いったん西に向かって迂回して、それから本来の目的地である北に向かう、という方法です。方位を大変気にしていたのです。「方違え」は平安時代に始まったものですが、方位を気にするという考え方は現代でもきちんと生き残っています。

 実際に方位については風水でも取り入れられています。風水に方位は欠かせません。方位よけという言葉こそ使っていませんが、実際にやっているのは方位よけと同じようなものです。

 建築の世界でも方位よけと言いますか、方位を気にする人は少なくありません。例えば一軒家でトイレを設置する方位はどこがいいかご存じですか? 「太陽がよく当たる南」ではありません。トイレはかつてはご不浄と呼ばれていました。ご不浄にふさわしい方位北西なのです。そこで、トイレは北西に設置されることが多いのです。

 ただ、施主も建築家も工務店も方位よけを知らない場合は、方位など無頓着にトイレを設置しています。

 このような方位よけですが、信じる信じないは人それぞれの判断です。ただ、方位よけは歴史的な背景がきちんとあり、こんにちに伝わっているということを知っておきましょう。


タグ:方位除け
posted by 厄年 at 18:25 | 厄の情報
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